智積院(ちしゃくいん)で
桃山時代の障壁画が観られると
行ってきました
京都駅から車で10分ほどに位置する
真言宗智山派の総本山のお寺です
まず、収蔵庫へ
長谷川等伯一派の絢爛豪華な
大きな大きな障壁画が書院造りで
展示されていました
国宝が国宝ですよ
ガラス越しでなく
そのまま観ることができるのです
なんて贅沢なことでしょう
興味深かったのは
長谷川等伯と息子との合作
大きな桜の花が描かれてています
ダイナミックな襖絵でした
桃山時代の国宝・等伯の障壁画を
独り占めしました
撮影はNG
その昔、掲げられていた大書院を
この障壁画が再現されています
建仁寺同様、想いは時空を飛び越し
佇まいに浸っておりました
大書院の前には庭園があります
書院の縁の下に池が入り込んでいて
なんとも言えない池との一体感
目の前は築山造りで石が
組み込まれている景色です
庭には「歩く庭」に「観る庭」があって
ここに座ってしばし眺め
時はゆっくりと流れていきました
これから躑躅が綺麗に咲くことでしょう
人気スポットでなく訪れる人も少なく
広々とした境内に咲くお花を見ながら
静かに長谷川等伯の国宝と向かいあうことが
できました
美術館では多数の人のなかでの鑑賞ですが
ご当地で僧侶たちに大切に守られてきた
文化財に触れる旅の感動です