歌川広重『名所江戸百景』のすべて

『名所江戸百景』展は 見応え充分


色が とてもきれいです
広重の構図は 面白い

効果的に人、物、風景を配置し
余分な ものはありません

一度に 120作品を
見られたのは シアワセです




安政3年 芝うらの風景 『芝うらの風景』

画面左の奥が 御台場です
右手中の石垣は 今の 浜離宮


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先日行った 竹芝桟橋からみた
お台場を思い出します

浜離宮は
いつもいく 劇団四季の春劇場のとなり
土曜日に行った 汐留サイトの後ろにあり

親しみがある一枚です
この親近感が 俄ファンになる

なんとも 安易な理由です


広重も のち150年も 経ってから
こんな理由で 喜んでもらえるとは
思ってもいなかったことでしょう 

それとも 江戸の変わりばえに
目を @@ でしょうか? ^^

 
王子装束ゑの木大晦日の狐火 『王子装束ゑの木大晦日の狐火』


大晦日の夜 関東中の狐が
王子稲荷そばの 一本の榎に元に集うさま

ここで 装束を整え 口から狐火を発し
王子稲荷の社に赴く

今も北区王子に伝わる伝説です


この伝説を 詩情豊かに描き出しています
広重の 墨の闇夜の表現がいい

非常に 幻想的というのか 
水木しげるの世界を思い出します

水木しげるのほうが 後世でした(;^^)


源頼朝と同様に

安藤広重が いつのまにか 歌川広重。

歌川派の画人としては 歌川広重なのですね。