人生が二度あれば この人生が二度あれば
井上陽水がしみじみと歌う。
こう大きく歌い上げられると心が揺さぶられる。
母は働き者である。父に添い満足な生活。
自分のことより、人が喜ぶことを何よりの楽しみとしている。
そうできる自分が嬉しいのである。
朝は早起き。
健康には人一倍に気をつかっている。
娘の私のほうがきっと先に逝ってしまうと思う。
健康であるからこそ、人のためにと行動できるのであろう。
しかしこの頃はめっきりと老け込んだ。
年を重ね、母の口からでる言葉には
毎日を限りある命に感謝をしている。
母のことをよく言えば上のように言えるだろう。
しかし、母のそばにいる私には
母の哀しさも知っている。
・・・人生が二度あれば・・・
もし母に この歌を聴かせたら号泣するであろう。
・・・人生が
だれの為にあるのか わからない・・・
母は8人兄弟。上から抑えられ、
下からはつけ上げられる真ん中。
辛くて語らない人生の一時があったようだ。
詳しくは語ってくれない。
・・・子供を育て
家族の為に 年老いた母・・・
病弱な私であった。
そのために小学校時代は劣等感のかたまりの私。
母は違った環境も良いと私を中学受験させた。
いまあるマリンという私、自分育てができた時。
よい環境を与えてくれた母の目は正解であった。
父は私にとって天敵に匹敵する。
いつも嫌な奴と思うのである。
今日も「くそじじぃ~!!!」にメールを送った。
やぃ、じじ! 母の日だ!
お母さんにお寿司でも食わせてあげてね。と・・・
・・・人生が二度あれば・・・
誰しも二度あれば良いと思うことがある。
母がもしこの言葉を言うならば
今の人生ともう一つの人生。
二つの人生を生きてみたいという
母の生きてきた道は幸せであるとおもう。
それは、今を一所懸命に生きている母、
一度きりの自分の人生を、大切に生きているから。
いつか永久の別れも訪れる。
今日も野菜が届いた。働き者です。
親不孝者、母に懺悔する。
井上陽水「人生が二度あれば」
父は今年二月で 六十五
顔のシワはふえて ゆくばかり
仕事に追われ
このごろやっと ゆとりが出来た
父の湯飲み茶碗は 欠けている
それにお茶を入れて 飲んでいる
湯飲みに写る
自分の顔を じっと見ている
人生が二度あれば
この人生が二度あれば
母は今年九月で 六十四
子供だけの為に 年とった
母の細い手
つけもの石を 持ち上げている
そんな母を見てると 人生が
だれの為にあるのか わからない
子供を育て
家族の為に 年老いた母
人生が二度あれば
この人生が二度あれば
断絶
井上陽水がしみじみと歌う。
こう大きく歌い上げられると心が揺さぶられる。
母は働き者である。父に添い満足な生活。
自分のことより、人が喜ぶことを何よりの楽しみとしている。
そうできる自分が嬉しいのである。
朝は早起き。
健康には人一倍に気をつかっている。
娘の私のほうがきっと先に逝ってしまうと思う。
健康であるからこそ、人のためにと行動できるのであろう。
しかしこの頃はめっきりと老け込んだ。
年を重ね、母の口からでる言葉には
毎日を限りある命に感謝をしている。
母のことをよく言えば上のように言えるだろう。
しかし、母のそばにいる私には
母の哀しさも知っている。
・・・人生が二度あれば・・・
もし母に この歌を聴かせたら号泣するであろう。
・・・人生が
だれの為にあるのか わからない・・・
母は8人兄弟。上から抑えられ、
下からはつけ上げられる真ん中。
辛くて語らない人生の一時があったようだ。
詳しくは語ってくれない。
・・・子供を育て
家族の為に 年老いた母・・・
病弱な私であった。
そのために小学校時代は劣等感のかたまりの私。
母は違った環境も良いと私を中学受験させた。
いまあるマリンという私、自分育てができた時。
よい環境を与えてくれた母の目は正解であった。
父は私にとって天敵に匹敵する。
いつも嫌な奴と思うのである。
今日も「くそじじぃ~!!!」にメールを送った。
やぃ、じじ! 母の日だ!
お母さんにお寿司でも食わせてあげてね。と・・・
・・・人生が二度あれば・・・
誰しも二度あれば良いと思うことがある。
母がもしこの言葉を言うならば
今の人生ともう一つの人生。
二つの人生を生きてみたいという
母の生きてきた道は幸せであるとおもう。
それは、今を一所懸命に生きている母、
一度きりの自分の人生を、大切に生きているから。
いつか永久の別れも訪れる。
今日も野菜が届いた。働き者です。
親不孝者、母に懺悔する。
井上陽水「人生が二度あれば」
父は今年二月で 六十五
顔のシワはふえて ゆくばかり
仕事に追われ
このごろやっと ゆとりが出来た
父の湯飲み茶碗は 欠けている
それにお茶を入れて 飲んでいる
湯飲みに写る
自分の顔を じっと見ている
人生が二度あれば
この人生が二度あれば
母は今年九月で 六十四
子供だけの為に 年とった
母の細い手
つけもの石を 持ち上げている
そんな母を見てると 人生が
だれの為にあるのか わからない
子供を育て
家族の為に 年老いた母
人生が二度あれば
この人生が二度あれば
